証券会社が個人向け国債を売ると儲かるのか調べてみた

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こんにちは、うずめろです。

今回は少し気になったことがあったので調べてみました。

X(旧Twitter)で以下のようなポストを見かけました。

私は個人向け国債(変動10年)を毎月購入しており、証券会社がキャッシュバックキャンペーンをしているのは知っていたのですが、上記のポストを見て

うずめろ
うずめろ

個人向け国債は元本保証の無リスク商品で、購入者は手数料とか払うわけじゃないのに、以外とキャッシュバックの額が多いなぁ。

と感じました。

まさか、利益もないのに証券会社がキャッシュバックをするはずがないので、

  • 証券会社は個人向け国債売るとどれぐらいの利益があるのか?
  • また、その利益はどこから来るのか?

について疑問に思いました。

そこで、調べてみることにしました。

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結論

  • 証券会社が個人向け国債を取り扱うと財務省から募集発行事務取扱手数料が支払われる。
  • 個人向け国債(変動10年)であれば、額面100円あたり40銭(0.4%)の手数料が支払われる。

まずはGoogle検索

検索エンジンを使う人のイラスト

私は証券会社の国債販売業務?に関する知識が全くないので、とりあえずググってみることにしました。

最初は、「個人向け国債 販売益」や「個人向け国債 金融機関 手数料」などで調べてみたのですが、それらしい情報は得られませんでした。

色々と検索していたところ、「国債 販売益 金融機関」というキーワードで、「一般社団法人 全国金融協会」の「勘定科目の説明」と言うページがヒットしました。

私には理解が難しい資料ですが、収益とか費用とかの分類?の仕方が載っている様でしたので、とりあえず「国債」という用語を検索した所、↓のような表記を見つけました。

商品有価証券収益の説明

「収益」の項目で、「国債等の引受業務にかかる手数料」と書いてあるので、金融機関が国債を私たちに売る?ために、国から?業務を引き受けることによる手数料と言うことかなと思いました。

しかし、この手数料というのが、本当に金融機関が受け取る手数料なのかも分らなかったので、

次に「国債等の引受業務に係る手数料」を検索してみました。

すると、財務省の「個人向け国債の募集発行事務取扱手数料を見直します」という検索結果が表示されて、中を見てみると、個人向け国債にかかる募集発行事務取扱手数料についての記載がありました。

個人向け国債の募集発行事務取扱手数料を見直します
https://www.mof.go.jp/jgbs/individual/kojinmuke/houdouhappyou/p281205.htm

なにやら、額面100円あたりの手数料が記載されているので、おそらく、証券会社が個人向け国債を取り扱うと発生する手数料的なものだとは想像できましたが、これが、証券会社に支払われる額なのかの確証は得られませんでした。

なので、次に「募集発行事務取扱手数料」で検索してみると、↓の記事が出てきてまさに知りたいことが記載されていました。

個人向け国債の販売額が伸びてきている、現金がもらえるキャンペーンなども寄与か(久保田博幸) - エキスパート - Yahoo!ニュース
11月に募集され12月に発行された個人向け国債の発行額がトータルで5000億円を超えていた。5000億円を超えたのは昨年3月以来となるが、ここにきての販売額は以前に比べて伸びてきていることも確かであ

このキャンペーンの原資となるのは、財務省から証券会社など販売金融機関に支払われる募集発行事務取扱手数料となっているため、個人の購入者には別途、募集手数料が発生するようなことはない。ちなみに、その募集発行事務取扱手数料は現在、固定3年が額面100円あたり20銭、固定5年が同30銭、変動10年が同40銭となっている。

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/1aaff63121dde01ac5abc304f4b2d3fb9eb40062

この記事の中で、募集発行事務取扱手数料とは、財務省から金融機関に支払われる手数料であることが確認できました。

つまり、証券会社は個人向け国債(変動10年)の場合、額面100円あたり40銭の手数料を財務省から支払われていると言うことが分りました。

100円あたり40銭というと、0.4%なので悪くない手数料のような気がしますね(経費がどれぐらいかは分りませんが)。

結論

証券会社が個人向け国債を売ると儲かるのか」について、調べた結果、証券会社は個人向け国債を取り扱うと財務省から募集発行事務取扱手数料が支払われる事が明らかとなった。

これによってどれぐらい儲かるかは分らないが、個人向け国債(変動10年)の場合、額面100円あたり40銭(0.4%)の手数料が支払われ、個人向け国債購入キャンペーンの原資になっている可能性が示唆された。

うずめろ
うずめろ

今回は疑問に思ったことを調べてみました。

投資の参考になるものではないと思いますが、

最後まで読んでいただきありがとうございました。

個人向け国債購入に関しては以下のような記事を書いています。合わせて読んでいただければ幸いです。

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