SBI日本高配当株式ファンドの組入銘柄データの推移を調べてみた

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今回の記事のkeyword:SBI証券,SBI高配当,NF高配当70,組入銘柄,配当利回り,組入比率,リート比率,
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こんにちは、うずめろです。

今回は、今年から高配当株投資の1つとして購入しているSBI-SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)の設定日からの組入銘柄数や組入比率などの各種データの推移について調べてみました。

組入銘柄数や組入比率などはそのファンドのリスクの大きさの目安となるものと思います。

SBI日本高配当株式ファンドへの投資を考えている人の参考になれば幸いです。

概要
  • 調査期間:2023/12/12(設定日)~2025/2/28
  • 組入銘柄数:30銘柄(設定日)⇒ 95銘柄(2025/2現在)
  • 配当利回り:4.61% ⇒ 3.92%
  • 組入1位比率:3.41%(神戸製鉄所)  4.13%(ソフトバンク)
  • 組入業種1位比率:13.12%(鉄鋼) ⇒ 10.46%(銀行業)
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組入銘柄数

SBI-SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)組入銘柄数の設定日(2023/12)から現在(2025/2)までの推移は以下のとおりとなりました。

SBI日本高配当株式ファンドの組入銘柄数の推移
毎月の月間レポートより作成

ファンドの運用が開始された当初(2023年12月)の組入銘柄数は30銘柄でしたが、その後徐々に増加していき、2025年2月時点では95銘柄になっています。

開始当初は30銘柄で少ないと思っていましたが、いつの間にか増えていて現状であればそこそこの分散になっているのではないかという印象です。

日本高配当株ETFであれば、50銘柄70銘柄のものがありますので、現状ではそれらよりも銘柄数では分散が効いた投資商品ということでしょうか。

しかしながら、組入銘柄数だけを見ても特定の銘柄や業種に比率が偏っていては分散が十分だとは言えませんので、続いて各月の組入比率1位銘柄の比率と、組入業種1位の比率の推移を見ていきます。

組入比率1位銘柄の比率の推移

各月の組入比率1位銘柄の比率は以下のようになりました。

SBI日本高配当株式ファンドの組入比率1位銘柄の比率の推移

組入1位となった銘柄は、「神戸製鉄所(1回)」「日本特殊陶業(1回)」「ソフトバンク(9回)」「日本たばこ産業(2回)」「SANKYO(2回)」でした。

組入1位銘柄の比率は約3.5%~4.2%あたりを推移していました。

NF・日本株高配当70ETF(1577)と比較してみると、【1577】の組入1位銘柄(SOMPOホールディングス)の比率は1.8%(2025/2/18)となっていますので、それと比べるとSBI日本高配当株式ファンドは1位銘柄の比率が高めであると考えられます。

また、毎月のデータは記録していませんが、2025年2月時点では、SBI日本高配当株式ファンドの上位9銘柄の比率2.5%を超えています

これらのことから、SBI日本高配当株式ファンドは組入銘柄数は多いが、組入上位銘柄に組入比率が偏っていることが示唆されます。

組入業種1位比率の推移

続いて、組入業種1位の比率の推移を見てみます。

SBI日本高配当株式ファンドの組入業種1位の比率の推移

業種別組入比率1位となった業種は、「鉄鋼(6回)」「建設業(7回)」「銀行業(2回)」でした。

組入業種1位の比率は、開始当初は13%を超えていましたが、徐々に低下していき現在(2025/2)では10.46%(銀行業)となっています。

NF・日本株高配当70ETF(1577)と比較してみると、【1577】の組入業種1位(銀行業)の比率は12.3%(2025/2/18)となっていますので、SBI日本高配当株式ファンドが特別に大きいという事はなさそうです。

また、2025年2月の業種比率第5位までを見てみても、SBI日本高配当株式ファンドと【1577】で大きな違いはなさそうです。

SBI日本高配当株式ファンドの業種比率第5位
SBI高配当株式ファンド
NF・日本株高配当70ETF(1577)の業種比率第5位
NF・日本株高配当70ETF(1577)

これらのことから、SBI日本高配当株式ファンドは他の高配当株ファンドと同様の業種別組組入比率であると考えられます。

配当利回りとリート組入比率

今回のメインの話題ではありませんが、SBI日本高配当株式ファンドの配当利回りの推移も調べたので載せておきます。

SBI日本高配当株式ファンドの配当利回りの推移

配当利回りは設定以降約4%程度で推移しているようです。NF・日本株高配当70ETF(1577)が2025年2月時点で4.1%ですので、同じようなものでしょうか。

ちなみに、SBI日本高配当株式ファンドにはリート(不動産投資信託)も組み入れられています。リートの組入比率は一時期3%を超えていたようですが、2024年11月から約0.6%程度となっています。

SBI日本高配当株式ファンドのヒート組入比率の推移

ご自身のアセットアロケーション(資産配分)のリート比率が気になる方はご注意ください。

まとめ

今回は、SBI-SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)のリスクの1つの目安として、組入銘柄数と組入比率(銘柄・業種)の推移を調べて、NF・日本株高配当70ETF(1577)と比較してみました。

その結果、2025年2月時点では、SBI日本高配当株式ファンドの組入銘柄数は95銘柄で他の高配当株ETFと比べると多いことが分りました。

一方、SBI日本高配当株式ファンドの組入1位銘柄の比率は開始以降約3.5%~4.2%あたりを推移していおり、NF・日本株高配当70ETF(1577)と比較すると1位銘柄の比率が高めで推移していました。

また、SBI日本高配当株式ファンドの上位9銘柄の比率は2.5%を超えていました(2025/2)。

組入業種1位の比率は、開始当初から、徐々に低下していき現在(2025/2)では10.46%(銀行業)で、1577と同等の水準でした。

これらのことから、SBI日本高配当株式ファンドは、NF・日本株高配当70ETF(1577)と比較して、組入銘柄数においては分散が大きいものの、組入上位銘柄に比率が偏っていることが示唆されました(組入業種については同等の分散)。

私としては、組入上位銘柄に比率が偏っていることは気になりますが、組入銘柄数や組入業種のにおいては1577と大差あるものでは無い結果でしたので、今後も高配当株投資の一環としてSBI日本高配当株式ファンドを活用していきたいと思います。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

参考資料
年/月株式比率リート比率配当利回り(%)PBRROE組入銘柄数銘柄1位組入1位比率(%)業種1位業種1位比率(%)
2023/1297.3204.611.1510.4830神戸製鉄所3.41鉄鋼13.12
2024/198.1204.171.2310.4333日本特殊陶業3.47鉄鋼13.23
2024/297.8803.981.2710.4435ソフトバンク3.74鉄鋼13.50
2024/392.752.644.031.3110.0538日本たばこ産業4.09鉄鋼13
2024/493.453.394.091.310.950日本たばこ産業3.91鉄鋼11.38
2024/592.92.943.731.3911.2650ソフトバンク3.57建設業9.81
2024/694.761.683.532.1211.9950ソフトバンク4.11鉄鋼7.91
2024/793.872.083.871.5411.3379ソフトバンク3.90建設業11.93
2024/893.632.073.921.5612.3179SANKYO4.00建設業12.39
2024/992.211.934.231.5112.2979SANKYO3.85建設業12.49
2024/1093.61.694.071.712.2779ソフトバンク3.68建設業12.03
2024/1194.240.684.191.5611.6478ソフトバンク3.72建設業11.6
2024/1295.650.684.001.6311.7478ソフトバンク3.97建設業11.24
2025/195.940.673.941.4511.6385ソフトバンク3.90銀行業10.26
2025/297.140.643.921.4512.195ソフトバンク4.13銀行業10.46

コメント

  1. モーリー より:

    ブログ拝見させていただいています。SBI日本高配当株式ファンドが他の高配当株ETFと比べて銘柄数が多いのは分散効果として安心できますね。ただ、上位銘柄の比率が高めなのは少し気になります。でも、全体的には安定した配当利回りを狙うには良さそうだと感じました。

    • うずめろ より:

      モーリーさんこんにちは😃
      SBI日本高配当ファンドは当初30銘柄程度だったので、どうかなと思っていましたが最近は増えている様で分散が期待できますよね。あとは上位銘柄の比率が下がってくれればさらなるリスク低下に繋がりそうなので今後も定期的に調べてみたいと思います。

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