今回のkeyword:外貨建MMF,米ドル建てMMF,トルコリラ建MMF,分配金,税金,為替レート,TTB,TTM,TTS,
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こんにちは、うずめろです。
今回は、外貨建MMFに適応される為替レートについて、疑問に思っていたことが解消されたので紹介いたします。
まず、疑問に思っていたこととは何かですが、外貨建MMFは毎月分配金が再投資され、SBI証券から「外貨建MMF再投資のご案内(兼)支払い通知書」が発行されます。
ここに載っている円換算の税金にかかる金額に適応される為替レートが今までよく分っていなかったのですが、調べてみたら分りましたので紹介します。
分配金の税金にかかる為替レート
分配金の税金にかかる為替レートは、
外貨建MMFの再投資にかかわる税金計算は、月末最終営業日のTTBレートを用います。
https://faq.kabu.com/s/article/k000793
と説明されています。
TTBレートとは、金融機関が顧客から外貨を買い取る時のレートであると説明されています。要は、我々が、銀行などで現金の外貨を円に変えるときに適応されるレートであると言えます(逆の円⇒外貨はTTSレート)。
私のトルコリラ建MMFの7月の分配金が546.4トルコリラで、円換算額が1,185円となっていますので(↓画像)、1,185÷546.4=2.16874…となり、画像の右上に載っている申告レートの課税の1トルコリラあたり2.1700円が適応されている事が分ります。
7月末のトルコリラのTTBレートはそれぐらいですので、間違ってはいないのですが(当たり前)、
いやいや、1トルコリラ2.17円はいくら何でも安すぎるだろと思いませんでしょうか?
トルコリラはいくら下落していると言っても、7月末時点では4.5円ほどありました。
外貨建MMFやFXなどの取引では、上記に近い金額が使用されますが、では何故、分配金にかかる税金の計算にこれほど安いレートが使われるかというと、
分配金にかかる税金は「銀行で現金のトルコリラを買い取って貰うときのレート」が適応されていると言うことだと思われます。
FXでの取引や米国株を購入するときに円をドルに換えたりするときにFX口座や証券口座での為替取引に適応される為替レートとは別の為替レートが使われていると言う事になります。
外貨建MMFの約定時に適用される為替レートは、米ドルおよびトルコリラの場合以下のような説明がされています。
<米ドル>
毎営業日15:00までの受注分は当日約定となり、15:30頃のインターバンクレートを基準として当社が決定する適用為替レート(実勢レートに外国為替スプレッドを加減したレート)にて約定します(外貨建MMF休場日を除く)。<トルコリラ>
https://faq.kabu.com/s/article/k000788
毎営業日13:00までの受注分は当日約定となり、13:30頃のインターバンクレートを基準として当社が決定する適用為替レートにて約定します(外貨建MMF休場日を除く)。
つまりは、外貨建MMFの売買時(約定時)に適応される為替レートと、分配金の税金を支払う際に適応される為替レートは異なるものが使用されているということです。
私の分配金のトルコリラはものすごい安い値段(1トルコリラ当り約2円)で円に交換されて、お国に納税されているんだなと・・・(そしてそのトルコリラは高値(約7円)で誰かに売られるのかな?)
まとめ
トルコリラ建MMFの分配金の税金に適応される為替レートが、ものすごい安いレートである理由は、
「銀行でトルコリラを買い取って貰うときのレート」
が適応されているため、という事が分りました。
まぁ、特にこれを知ることで、節税に繋がるなど、何か良いことがあるわけではありませんが、謎が解けて少しすっきりしました。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
Bitcoin・FX・個別株のデイトレで大損失(損失400万円+メンタル不調)、デイトレで心身に不調が出てきたので2021年から長期のインデックスと高配当株投資に切り替え。資産や家計簿をブログやXで発信中||最終学歴:博士後期課程修了|学位:Ph.D. 博士(学術)|40代サラリーマン(専門職)|手取年500万円|総資産5500万円|含み益1200万円|投資歴15年以上|育休取得予定。
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